2008年6月16日月曜日

TV「情熱大陸」


 
 
15日放送の情熱大陸のゲストは、ナガオカケンメイさん。

コラム本を読んでも、ブログを読んでも、
「なんて良い考えを持ってる人なんだ!」
と思って止まない私の憧れ師匠、ナガオカケンメイさん。
ビデオに撮ってもらっていたので、一昨日観ました。

ナガオカケンメイさんは、元はデザイナーです。
今はD&DEPERTMENTという、ちょっと変わったお店を経営しています。
キーワードは「LONG LIFE DESIGN」。

”イイモノを長く使って、捨てない生活を楽しむ”。
そんな生活を推奨するためにモノのデザインはせず、
その代わりとして、D&DEPERTMENTというお店をつくりました。
そこでは、長く愛され続けている優れたデザイン&機能を持った雑貨を扱っています。

ケンメイさんは、
今日本にありふれている、
表面だけをデザインしたいわゆる「カッコイイデザイン」
に怒り、呆れ、
そして戦っています。

新しいものがイイモノ
お金があることがイイコト
東京化するのがイイコト
便利な生活をするのがイイコト…
そんな今の日本に怒りを感じています。
本当にそれが幸せなのだろうか?って。

ケンメイさんの存在を知って2年、
やっと、
ナガオカさんの言っている意味、
やっていることがわかってきました。
(知った当初は、全然分かりませんでした。)
便利が当たり前の生活をしていると、
LONG LIFE DESIGNの良さに気づくにもかなり時間がかかる、
ということもわかりました。

ケンメイさんは、D&DEPERTMENTを全都道府県に1件ずつ
開くのが夢で、店舗数は着実に増えて来ています。
「田舎へ向かう程、良いデザインが隠れてる」と言っていました。
私も、本当、そうだと思います。
だから今、私はこういうことを始めているんだと思います。

以前のインタビューでケンメイさんは言っていました。
「ここ何年かの間にデザイナーが手がけ始めている
地方の町おこしに関するデザインは、ひどすぎる。
そのデザインをするのであれば、
その町で一度、暮らしてみるべきだ。

そうしないと”デザインのせいで”町全体が駄目になる。
デザインには、そのくらいの責任がある」。

最近、その重みを、肌で少しずつ感じられるようになりました。


ナガオカ日記
http://web.d-department.jp/blog/
 
 
 

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