まちと農業をデザインする、東京都瑞穂町のちいさな design studio『アイディア工房コトリデザイン』の日日とできごとを綴ります。
2009年2月7日土曜日
- - - BRUTUS-2 - - -
やっぱり変だ。
なんでこんなに一人で怒ってるの?ってくらい、
本当に怒ってる。
一度は落ち着いたものの、ある人のブログを読んで再び怒る。
現場を知っていて、なおかつ発信側に居る人たちは、
やっぱりわかっている。
http://web.d-department.jp/blog/(2月7日分)
http://www.blackbird-mito.com/(2月5日分)
BRUTUSを買った日、押さえきれない気持ちで溢れ、
去年とってもお世話になった有機農家さんへお手紙を書いた。
同じ想いを持っているんじゃないかなと思って書いた。
なかなか人を信じない恐がりの私が、
あの”家族のように一緒に過ごした短い4日間”だけで、
「信じる」ことができた、大切な人たち。
「(農業を)広める側にならない方がいいよ」。
その4日間のいつか、その方がぽつりと放った一言が
いつまでも忘れられない。
その方は雑誌にも何度も掲載されている名の知れた農家さん。
発信する側/発信される側のギャップに何か「想い」が
あったんじゃないでしょうか。
ここに来て、その言葉が更に現実味を帯びてくる。
このことを考えたら、私は怒りと震えと涙が止まらない。
命賭けて、人生かけて、自分たちと、日本を守っている人たち。
だからこそ、農業というお仕事は
そういう「波」にも動じないお仕事だと信じています。
どうか、負けないでください。
そして発信側の人へ。
どうか、「農業」を汚さないでください。
発信するなら、現場をもっとよく調べてからにしませんか。
広大な敷地の中、吹雪く中で、菊芋をたった独りで掘り続けるような
孤独感を体験しませんか。
マーケットのひとつとして軽く捉えるのではなくて、
思っているよりもっと深くて複雑な仕事の素晴らしさと面白さを、
共に発信していきませんか。
正しい情報と想いを汲み取る努力を、共にしていきませんか。
偉そうで済みません。でも人ごとじゃないんです。
BRUTUSは、たくさんの方に愛されている、発行部数も多い雑誌です。
私も随分お世話になった。だからこそ、ショックを受けました。
影響力は、大きいと思います。
手紙はまだ手元にある。
少し、冷静に考えてみたいと思います。
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